要点
- 株式会社アークエッジ・スペースは2026年5月14日、運用中の超小型衛星AE1aにおいて、搭載された展開アンテナの軌道上展開に成功したと発表した。
- VDES(VHF Data Exchange System、船舶向け次世代通信システム)実証に向けた重要マイルストーンとなる。
- 本アンテナは同社が推進するVDES実証の中核コンポーネントで、展開成功により軌道上通信性能の検証基盤が整った。
- AE1aは「VHF帯送受信に対応した展開型アンテナ搭載モデル」を採用した6U汎用バス衛星で、広域かつリアルタイムな船舶位置把握および通信を実現する技術の開発・実証を目的とする。
- 今回のアンテナ展開成功により、これまでの受信実証に加えて送信機能を含めた本格的なエンドツーエンドVDES検証が可能となる。
- 同社はこれまで複数の衛星でVDES関連技術の実証を進めてきたが、今回の成果は展開アンテナを用いた軌道上実証における重要な進展と位置づけられる。
- 今後は既に軌道運用中の他衛星と連携しながらVDESコンステレーション実現に向けた検証をさらに推進する方針。
- 展開後のアンテナ画像はAE1aから試験電波を介して地上局へダウンリンクされ、展開と基本通信性能の双方を確認できた形となる。
- AE1aはNEDO「宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業(超小型衛星の汎用バス開発・実証支援/6U標準汎用バスとその生産・運用システムの開発・実証)」および「経済安全保障重要技術育成プログラム/船舶向け通信衛星コンステレーションによる海洋状況把握技術の開発・実証」の成果物として位置づけられる。
- 本成果は、日本の海洋状況把握戦略におけるVDES能力主要プロバイダとしてのArkEdge Spaceの地位を強化する。
- 重要な海洋ユースケースへのソブリン衛星通信能力拡張という、日本のより広範な取り組みにも貢献する。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
アークエッジ・スペース、超小型衛星AE1aで展開アンテナの軌道上展開に成功
参照記事
アークエッジ・スペース、汎用バスを採用した衛星の軌道上運用を開始(UchuBiz)