要点
- 株式会社ElevationSpace(仙台市)は2026年5月11日、株式会社日本低軌道社中(東京都中央区)とのあいだで、ポストISS時代の低軌道活動インフラ確立に向けた覚書(MoU)を締結したと発表した。
- ElevationSpaceはJAXA宇宙戦略基金「高頻度物資回収システム技術」の実施機関として、低軌道拠点からの高頻度物資回収を実現する小型無人回収サービス「ELS-RS」を開発中。
- 日本低軌道社中は宇宙戦略基金「低軌道自律飛行型モジュールシステム技術」(日本モジュール)、「国際競争力と自立・自在性を有する物資補給システムに係る技術」(HTV-XC)、「船外利用効率化技術」の各実施機関として採択され、開発から事業化・サービス提供まで一貫体制を構築している。
- 今回のMoUに基づき、両社はそれぞれの宇宙戦略基金テーマの成果を相互連携させ、ポストISS時代における日本の自律的かつ国際競争力ある地球低軌道活動インフラの確立を共同で目指す。
- 具体的には「打上げ〜物資補給〜軌道上実験・実証〜物資回収」までのサービス連携を視野に、成立性と事業性の検討を進める方針となる。
- 両社は、単体システムではなく拠点・補給・回収機能が有機的に連携するエコシステム構築が不可欠と位置づけている。
- ElevationSpaceの回収カプセル「ELS-RS」と日本低軌道社中のモジュール・補給船システムの組み合わせにより、日本発の一気通貫型LEOインフラを目指す。
- 2030年末のISS運用終了を見据え、米国の商業LEOステーション開発勢に対抗する形で、日本の宇宙戦略基金採択事業者が連携して国際競争力を高める動きとなる。
- 両社の協業は、日本の自律的LEO活用を商用サービスとして成立させる重要なステップと位置づけられる。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
ElevationSpace、日本低軌道社中とポストISS時代の低軌道インフラ確立で宇宙戦略基金テーマ間連携
参照記事
ElevationSpaceと日本低軌道社中、ポストISS時代の輸送インフラ確立で相互連携
参照記事
ポストISS時代の輸送インフラ確立で、ElevationSpaceと日本低軌道社中が相互連携(マイナビニュース)