要点
- アークエッジ・スペースは2026年5月19日、JAXAから受託したGNSS非依存型のLEO測位航法時刻(PNT)コンステレーション専用の要素技術とシステム構成に関する研究を完了したと発表した。
- 本研究は、GNSSへの干渉、ジャミング、スプーフィングのリスク増大を背景に、特に金融、通信、電力インフラなど精密な時刻同期にGNSSを利用する分野を対象とする。
- 検討されたアーキテクチャは衛星搭載の原子時計を用いず、地上の擬似衛星(シュードライト)基準時計から衛星間光通信リンクを介して精密な時刻情報を伝送し、軌道上の軌道決定および時刻同期(ODTS)を実現する。
- 信号設計の検討対象はLバンドとCバンドの双方で、Cバンドは耐ジャミング性と小型化された端末への適合性が評価された。
- 本研究では、LEO-PNT衛星に適した暗号化、信号認証、受信機設計に加え、衛星数・軌道高度・地上インフラ配置を最適化したコンステレーション展開シナリオも検討した。
- プロジェクトは2025年9月から2026年3月までJAXAの令和7年度委託研究の枠組みで実施され、成果物は次フェーズの開発に活用される。
- JAXAはレジリエントなLEO-PNTの検討を継続し、エンドユーザPNT性能の最大化に向けたLEO-PNT事業者間の国際協力を重視するとしている。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
アークエッジ・スペース、JAXA「低軌道測位衛星システム(Dedicated LEO PNT)」要素技術検討を完了(公式)
参照記事
ArkEdge Space、非GNSS LEO PNTシステムを研究
https://www.gpsworld.com/arkedge-space-study-examines-system-for-non-gnss-leo-pnt/