要点
- 米カリフォルニア州ホーソーン拠点のAstrolabは2026年5月18日、初の月ミッションでFLEX Lunar Innovation Platform(FLIP)ローバーに搭載するNASA側のペイロード顧客を発表した。
- 同ローバーはNASAの商業月ペイロード輸送サービス(CLPS)の枠組みで、Astrobotic製Griffin-1ランダーに搭載される予定だ。
- 打上げは2026年後半を目標とし、月南極を目的地として、アルテミス計画の月面有人活動再開を後押しする。
- NASAエイムズ研究センターのMETAL観測機は資源開発企業Interluneと共同開発した多色カメラ兼放射計で、月レゴリス中のヘリウム3濃度推定を担う。
- NASAゴダード宇宙飛行センターは月面ローバーに初めて搭載されるレーザー再帰反射鏡アレイを提供し、ドーム型アルミ枠に8個の石英コーナーキューブプリズムを納め、電源・整備不要で機能する。
- NASAジョンソン宇宙センターのLDESセンサは、月塵による放熱面冷却性能・太陽電池アレイ出力など表面サブシステムの劣化を定量化し、長期月面資産の予測モデルを支える。
- NASAマーシャル宇宙飛行センターは月面の過酷環境向けに堅牢化した月用LiDARデモを担当し、航法・障害物検知・ハザード回避向けの高分解能3D表面マップを生成する。
- FLIPは展開ランプを使わずランダー上部から直接降下する設計で、本ミッションでは将来のアルテミス・商業ミッション向け大型ローバー「FLEX」の開発に資する設計データも取得する。
参照情報
参照記事
Astrolab、FLIP月ミッション搭載ペイロードを公開
https://payloadspace.com/astrolab-unveils-payloads-flying-on-flip-lunar-mission/
参照記事
アストロラボ社、NASAの月探査ミッション向けペイロードを発表