要点
- 中国有人宇宙工程弁公室は2026年5月25日、神舟23号有人宇宙船が同日北京時間午前2時45分に天宮宇宙ステーションの天和コアモジュール径方向ポートと無事ドッキングしたと発表した。
- 打上げから自律ランデブー・ドッキング手順を経て、約3.5時間で完了した形となる。
- ミッション計画に基づき、神舟23号の3名の宇宙飛行士はこの後、宇宙船から天和コアモジュールへ進入する。
- 既に滞在中の神舟21号クルーは計画されたクルー交代に向けて受け入れ準備を完了していた。
- 中国は2022年以降、天宮ステーションでの有人連続滞在を維持しており、神舟有人船は通常約6か月周期で交代を行い、天和コアモジュールの径方向および前方ドッキングポートを使い分けている。
- 自律ランデブー方式は神舟12号で初実証されて以来、有人・無人双方のステーションミッションで標準手順として定着している。
編集部コメント
中国の天宮運用はこの4年でルーチン化し、自律ランデブーは通常7時間未満で完了、クルー交代も酒泉からの長征2Fロケット打上げ枠に合わせた予測可能なペースを保つ。神舟23号で用いられた径方向ドッキングは、天舟貨物船による前方ドッキングと異なる誘導手順を要するもので、CMSAは2021年の神舟13号以降この方式を繰り返し実証してきた。今後の焦点となる2030年月着陸を掲げる中国の有人月計画は、ステーション運用で培ったランデブー・生命維持技術を月距離運用に展開するものとなり、夢舟有人船と藍月着陸機が中核アーキテクチャとして開発中だ。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
中国宇宙ステーション、貨物宇宙船のドッキングを受領(公式)
参照記事
中国宇宙ステーション、貨物宇宙船のドッキングを受領