要点
- QuesTek Innovationsは2026年5月18日、NASAのIgnite SBIRフェーズI助成に選定され、微小重力環境下での材料・プロセス・製品最適化を狙う計算フレームワーク「ASTRO-Grav(Alloy Simulation Toolkit for Robust Optimization in Low Gravity)」を開発すると発表した。
- ASTRO-GravはQuesTekの材料シミュレーションプラットフォーム「ICMD」を基盤に、多階層シミュレーションと高スループット実験を統合し、低重力条件に最適化された合金組成と製造パラメータを特定する。
- 本ツールは、軌道上および月面での溶接・加工を対象とし、これらはNASAが、長期ミッションでは重力欠如下の溶接プロセスが地上と異なる挙動を示すため重要視している領域だ。
- QuesTekエグゼクティブ・バイス・プレジデントのJason Sebastian氏は、本助成が軌道上、月面、ひいては火星における持続的運用というNASAのビジョンを支えるものだと位置づけた。
- 地球からの予備部品供給に依存せず、LEOや深宇宙での長期ミッション中に宇宙飛行士が部品を修理・製造するニーズを支援する。
- 同社のMaterials by Design技術とICMDプラットフォームは、Fast Companyの2025年「宇宙産業で最もイノベーティブな企業」に選出されており、独自合金で材料設計から生産・認証・飛行運用までを完遂した実績も持つ。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
NASA、QuesTek Innovationsを採用しICMD®ソフトウェアで宇宙製造を支えるツールキットを開発(公式)
参照記事
NASAはQuesTek InnovationsをICMDソフトウェアのツールキット開発に招待