要点
- 株式会社オーレオンスペースシステムズは2026年5月20日、欧州宇宙資源イノベーションセンター(ESRIC)が主催する「Start-up Support Programme第6期(SSP6)」に、日本企業として初めて選定されたと発表した。
- ESRICは欧州宇宙機関(ESA)、ルクセンブルク宇宙局(LSA)、ルクセンブルク科学技術研究所(LIST)が支援する宇宙資源分野に特化したイノベーション拠点で、技術開発・事業化支援・法務・投資家ネットワーク形成までを含む宇宙資源エコシステムの構築を推進している。
- オーレオンスペースシステムズは小惑星の岩石資源を現地で推進剤として活用する「質量推進システム」の開発を進めるスタートアップで、現地資源利用(ISRU)の概念を応用し、地球から大量の推進剤を持ち込まずに済むアーキテクチャを構想している。
- 従来の宇宙輸送では推進剤の大部分を地球から打ち上げる必要があり、深宇宙探査や大質量輸送のコスト・規模を制約してきたが、現地資源活用型の推進システムが実用化されれば、深宇宙輸送のコスト構造を大きく変える可能性がある。
- ルクセンブルクは2010年代後半から宇宙資源分野への投資と法制度整備を本格化させており、欧州全体でもESAを中心に月・小惑星資源利用を前提とした将来的な宇宙インフラ構想や持続的な深宇宙探査の議論が継続している。
- 代表取締役の若元淳鷹氏は、技術・事業・制度の各側面で国際的なネットワークを構築しながら、宇宙資源関連技術の実現可能性を高めていきたいとの方針を示している。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
「株式会社オーレオンスペースシステムズ」欧州宇宙資源イノベーションセンター(ESRIC)スタートアップ支援プログラム第6期Phase1に日本企業として初選定(公式)