【要点】
・2026年2月17日、Northrop Grummanは新型の多機能AESAレーダー「VALEN」を公開した。
・VALENは「Value-added Affordable Lightweight Expandable Networked」の略称であり、軽量性とコスト効率、拡張性を重視して設計されている。
・有人・無人航空機に加え、衛星等の宇宙プラットフォームへの搭載を想定したクロスドメイン対応のハードウェアである。
・ソフトウェア定義型アーキテクチャを採用し、ミッション要件に応じた機能の迅速な変更や最適化を可能とする。
・モジュール式のオープンシステム設計により、既存プラットフォームへの統合が容易であり、ライフサイクルコストの抑制に寄与する。
・単一のシステムで状況把握(SA)、電子戦(EW)、通信などの複数の任務を同時に、あるいは切り替えて遂行できる多機能性を備える。
・宇宙ドメインにおいては、軌道上の状況認識(SSA)や近接操作、ミサイル警戒任務への応用が期待されている。
・報道によると、防衛・宇宙インフラのレジリエンス強化を目的に、米国政府および国際的なパートナー向けの次世代プログラムへ提案される見通しである。
【編集部コメント】
防衛および宇宙アセットの多機能化が加速する中、VALENのようなソフトウェア定義型AESAレーダーは、装備品の共通化と運用の柔軟性を両立する鍵となる。特に宇宙プラットフォームへの対応は、デブリ監視や高度なセンシング任務を単一アセットで担うことを可能にし、軌道上アーキテクチャの経済性を劇的に改善するポテンシャルを秘めている。
【出典情報】
公式リリース
Valen: A Generational Leap in Sensing Tech(Northrop Grumman)
https://news.northropgrumman.com/aesa/valen-a-generational-leap-in-sensing-tech
参照情報(報道)
Northrop Grumman launches Valen multifunction AESA radar for crewed, uncrewed and space platforms(Defence Industry Europe)
https://defence-industry.eu/northrop-grumman-launches-valen-multifunction-aesa-radar-for-crewed-uncrewed-and-space-platforms/
Northrop Grumman Unveils Low-Cost, Scalable AESA(Aviation Week)
https://aviationweek.com/defense/sensors-electronic-warfare/northrop-grumman-unveils-low-cost-scalable-aesa