【要点】

・宇宙スタートアップのBULLは2026年2月18日、JAXAスタートアップ支援制度に基づく「JAXAパートナースタートアップ」に登録されたと発表した。
・同社は宇宙デブリの発生を防止するPMD(Post Mission Disposal)装置および微小重力実験装置の開発を手掛けている。
・本制度への登録により、JAXAの名称使用許可に加え、提携ファンドの紹介や広報支援などの多角的なバックアップを受ける。
・J-SPARC(JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ)を通じた共創成果や特許を活用した事業展開が評価された。
・独自の大気突入技術を応用し、低コストで簡潔なデブリ対策ソリューションを世界市場へ提供することを目指す。
・文部科学省の「SBIRフェーズ3」にも採択されており、研究開発から商用化への移行を加速させるフェーズにある。
・デブリ対策機器のコンポーネント販売において、日本発の小型・高信頼性技術による市場主導を掲げる。
・持続可能な宇宙開発(宇宙のSDGs)への貢献を通じ、惑星間移動が日常化する未来のインフラ構築を事業ビジョンとする。

【編集部コメント】

BULLがJAXAの公認スタートアップとなったことは、同社のデブリ発生防止技術が国家戦略上の重要技術として再定義されたことを意味する。軌道上デブリ問題が深刻化する中、後付け可能なPMD装置の需要は世界的に急増しており、JAXAの看板と知見を背負うことは国際競争において極めて強力な武器となる。地方発のスタートアップが、産学官連携を軸に宇宙の持続可能性という巨大なニッチ市場で主導権を握る好例として注目される。

【出典情報】

公式リリース
株式会社BULL、JAXAパートナースタートアップに登録(BULL)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000113020.html

参照情報(報道)
株式会社BULL、JAXAパートナースタートアップに登録(Mapionニュース)
https://www.mapion.co.jp/news/release/000000025.000113020-all/

JAXAスタートアップ支援制度(宇宙航空研究開発機構(JAXA))
https://aerospacebiz.jaxa.jp/en/startup/