【要点】
・株式会社ベクトロジーが、JAXAの「宇宙戦略基金事業(第2期)」に採択されたと発表した。
・東京大学を代表機関とする「水・金属元素探査装置のフライトモデル開発と月面資源量の実測」プロジェクトに連携機関として参画する。
・本事業は、月面に存在する水や金属資源の分布および埋蔵量を正確に把握するための技術確立を目的とする。
・同社は、元素分析を行う「レーザ誘起プラズマ発光分光装置(LIBS)」の制御基板およびソフトウェア開発を担当する。
・FPGA(Field Programmable Gate Array)技術を核とした、宇宙環境下での高度なエッジコンピューティング能力を提供する。
・LIBSを用いることで、月面のレゴリス(砂)に含まれる元素組成をその場で迅速に分析・特定することが可能となる。
・今回の採択は「月面インフラ構築に資する要素技術」の枠組みであり、将来の月面経済圏形成に向けた重要施策の一環である。
・産学連携の体制で開発を加速させ、アルテミス計画等を見据えた月面資源開発の実用化フェーズへの貢献を目指す。
【編集部コメント】
FPGAコンピューティングに強みを持つベクトロジーの参画は、月面探査が「到達」から「資源活用(ISRU)」のフェーズへ深化していることを象徴している。特にLIBSのような高度な分析装置を極限環境で稼働させるには、汎用CPUではなく、省電力かつ耐放射線性に優れた専用回路の設計が不可欠だ。非宇宙企業の尖った技術が、国の月面戦略のラストワンマイルを埋める事例として注目される。
【出典情報】
公式リリース
株式会社ベクトロジー、連携機関として参画する 「水・金属元素探査装置のフライトモデル開発と月面資源量の実測」が「宇宙戦略基金事業」に採択(株式会社ベクトロジー)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000108369.html
参照情報(報道)
ベクトロジー、東大主導の月面資源探査プロジェクトに参画 宇宙戦略基金事業に採択(Exciteニュース)
https://www.excite.co.jp/news/article/Atpress_574428/
株式会社ベクトロジー、連携機関として参画する技術開発課題がJAXA基金事業に採択(Mapionニュース)
https://www.mapion.co.jp/news/release/atpress_574428/