【要点】
・神栄株式会社の子会社である神栄テクノロジーが、JAXA種子島宇宙センターに微量水分計を納入したと発表した。
・採用された製品は、同社が2023年に開発したCRDS(キャビティリングダウン分光法)方式の「DewTracer mini CRDS-H2O」である。
・ロケット打ち上げ前の液体燃料充填工程において、タンクや配管内の水分量を監視・管理する目的で使用される。
・極低温燃料系統に水分が混入すると氷結による配管閉塞や燃焼不良を引き起こす可能性がある。
・本製品はppbレベルの極微量水分を検知可能な高感度性能を持つ。
・種子島宇宙センターでの実証において、測定精度・応答速度・長期安定性が評価され採用に至った。
・宇宙インフラの品質管理分野における国産計測技術の実装事例となる。
・同社は今後、水素エネルギーや半導体製造分野への展開も視野に入れる。
【編集部コメント】
ロケット打ち上げの信頼性は、地上支援設備の品質管理に大きく依存する。
特に液体水素を扱う環境では微量水分の制御が重要であり、高精度センシング技術の採用は宇宙インフラの安定運用に直結する。
宇宙用途での採用実績は、産業用途拡大に向けた技術信頼性の裏付けともなる。
【出典情報】
公式リリース
PRESS RELEASE | 種子島宇宙センターにおけるロケット発射の微量水分管理に 神栄テクノロジー株式会社製「CRDS微量水分計」採用のお知らせ
https://www.sarani-shinyei.jp/electronics/pressrelease20260218
参照情報(報道)
種子島宇宙センターのロケット発射の微量水分管理 神栄の「CRDS微量水分計」が採用(電波新聞デジタル)
https://dempa-digital.com/article/708773
神栄、種子島宇宙センターが微量水分計を採用 「東京ドームに小さじ2杯の水」検知(神戸経済ニュース)
https://news.kobekeizai.jp/blog-entry-21727.html