【要点】
・東京科学大学(Science Tokyo)の研究チームは、配線を用いない「非結線型フェーズドアレイ無線機」の開発および地上原理実験に成功したと発表した。
・本技術は、複数の無線機を物理的に結線せず、無線同期により信号を合成・分配する「空間ワイヤレス合成・分配アーキテクチャ」を採用する。
・安価で量産可能なシリコンCMOSプロセスを用いた専用無線ICを開発した。
・地上実験では、LTE帯域における通信およびビーム制御動作を確認した。
・将来的には、超小型衛星の編隊飛行による分散型アンテナ構成への応用を視野に入れている。
・Interstellar TechnologiesやMicrowave Factory、岩手大学と連携して研究を推進した。
【編集部コメント】
本成果は、物理配線に依存しない分散型フェーズドアレイ構成の実現可能性を示す技術実証である。
地上段階での原理確認にとどまるものの、将来的に小型衛星群を用いた分散アンテナシステムへ発展する可能性を持つ。
軌道上での実証およびスケール拡張が次の焦点となる。
【出典】
・Science Tokyo 公式リリース
https://www.isct.ac.jp/ja/news/vauvffzb67g8
・Tii技術情報
https://tiisys.com/blog/2026/02/18/post-185863/
・Interstellar Technologies
https://www.istellartech.com/news/releases/11007