【要点】

・シンガポール政府は宇宙ベースの重要情報インフラ(CII)の安全保障強化方針を示した
・デジタル発展情報省(MDDI)は衛星通信の途絶に備えた基準や計画の整備を進めている
・サイバー攻撃や物理的干渉を想定し、レジリエンス(回復力)の向上を重視する
・通信事業者に対し冗長性確保や緊急時の代替運用の在り方を検討する
・国際標準化機構(ISO)などの国際基準を参照し、衛星セキュリティのガイドライン整備を進める
・政府機関と民間セクターの連携により、宇宙領域の脅威情報共有の枠組み構築を図る
・地上受信局など関連設備のサイバー防衛を強化し、重要サービスの継続性確保を目指す
・宇宙資産の安全性確保を通じ、デジタル社会の信頼性向上につなげる方針だ

【編集部コメント】

シンガポールが宇宙インフラの保護に言及したことは、デジタル依存度の高い社会で衛星通信の継続性を重視する姿勢を示す。衛星通信は便利な一方、途絶時の影響も大きくなり得るため、基準整備や冗長化の議論は重要だ。国際基準との整合を意識した枠組みが進めば、ハブ機能を持つ同国の信頼性維持にも寄与する可能性がある。

【参照情報】
公式リリース
MDDI’s Response to PQ on Singapore’s Space Infrastructure Security, Satellite Standards and Contingency Plans
https://www.mddi.gov.sg/newsroom/mddi-s-response-to-pq-on-singapore-s-space-infrastructure-security–satellite-standards-and-contingency-plans/
参照記事
Tan Kiat How on securing Singapore’s space-based critical information infrastructure
https://www.channelnewsasia.com/watch/tan-kiat-how-securing-singapores-space-based-critical-information-infrastructure-5954046