【要点】

・オーストラリアのHypersonix Launch Systemsが、極超音速実証機DART-AEの飛行試験を2026年内に実施する計画を示した
・DART-AEはスクラムジェットエンジンを搭載し、マッハ5超の速度域での自律飛行実証を目指す
・3Dプリントを活用した高温環境に耐える材料・構造設計により、製造コスト低減と開発サイクル短縮を狙う
・米国の極超音速関連プログラムとの関係にも言及されており、軍事・商業の両面での応用可能性が意識されている
・将来的には衛星を軌道へ運ぶ「Bus to Space」構想につなげ、低コストな宇宙アクセス手段の確立を目標に掲げる
・今回の試験では、極超音速域での燃焼安定性と機体制御の精度が主要な検証項目となる
・約2000万豪ドル規模の政府支援を受け、国内での極超音速技術確立を加速する

【編集部コメント】

極超音速は推進・熱・制御が同時に難しく、試験で得られる実データの価値が大きい分野です。DART-AEが狙うマッハ5超の実証は、将来の宇宙アクセス構想だけでなく、極超音速機の設計・製造・運用ノウハウの蓄積にも直結します。まずはエンジンの燃焼安定と機体制御をどこまで再現性高く示せるかが焦点です。

【参照情報】
参照記事
Australia’s hypersonic ‘bus to space’ about to test fly at Mach-5 plus
https://www.forbes.com.au/covers/magazine/hypersonix-bus-to-space-gets-its-20m-test-flight/
参照記事
Hypersonix DART-AE set for Mach 5-plus test flight in 2026
https://www.spaceconnectonline.com.au/launch/6150-hypersonix-dart-ae-set-for-mach-5-plus-test-flight