【要点】

・ICEYEが、熱帯雨林における違法伐採や違法採掘の監視を支援するソリューションを発表した
・合成開口レーダー(SAR)を用い、雲が多い地域でも昼夜を問わず地表変化の把握を狙う
・光学衛星では雲の影響で把握が遅れがちな伐採の兆候について、より高頻度な検知を可能にするとしている
・ブラジルのAmazonやCongo Basinなど、遠隔地での監視・執行に必要なデータ提供を想定する
・Jane Goodall Instituteとの協力事例に触れ、生息域保護など自然保護用途での活用も視野に入れる
・変化前後の比較により、執行・是正措置に必要な客観データの整備を支援する位置付け
・衛星コンステレーションによる再訪頻度を活かし、被害拡大前の早期把握を目指す
・カーボンクレジットの透明性確保やサプライチェーンの森林保護コンプライアンス支援への応用にも言及している

【編集部コメント】

森林破壊の監視では、雲と夜間が「見えない時間」を生み、対応の遅れにつながりやすいのが課題です。SARベースの監視は、その空白を埋めて執行や是正措置の初動を早める可能性があります。実運用でどの程度の検知精度・更新頻度・証拠能力が担保されるかが、導入の成否を左右しそうです。

【参照情報】
参照記事
ICEYE launches deforestation monitoring solution to accelerate enforcement against illegal tropical forest loss
https://www.iceye.com/newsroom/press-releases/iceye-launches-deforestation-monitoring-solution-to-accelerate-enforcement-against-illegal-tropical-forest-loss
参照記事
ICEYE Launches New Deforestation Monitoring Tool
https://payloadspace.com/iceye-launches-new-deforestation-monitoring-tool/