【要点】
・Circuits Integrated Hellas(CIH)がKa-band衛星通信向けの統合型PA+SPDTモジュール「CI-ONE」ファミリーを発表した
・同製品はパワーアンプ(PA)と単極双投スイッチ(SPDT)を単一モジュールに統合したアーキテクチャを採用している
・従来の離散構成と比べ、統合によりフットプリントを約3分の1規模へ縮小し、実装面積と設計負荷の低減を狙う
・コストは最大50%低減、効率は最大20%向上するとしており、熱設計や部品点数の面でも簡素化を訴求している
・GaAs pHEMTプロセスで製造し、出力は30 dBm、34 dBm、36 dBmの3クラス(1W、2W、4W相当)を用意する
・スイッチング速度は5 ns、P1dBにおける効率は約22%として、アジャイルな送信アーキテクチャへの適用を想定する
・PA+SPDT市場は2026年に約5.3億〜6.5億ドル規模から拡大するとされ、商用VSAT、防衛マルチバンド端末、緊急通信などを主なターゲットに挙げる
・CI-ONEは2026年第4四半期に提供予定で、一般リリースに先立ち評価・サンプリングプログラムも進めるとしている
【編集部コメント】
Ka-band端末の普及局面では、RFフロントエンドの部品点数と熱設計がコストと量産性を左右する。CI-ONEはPAとSPDTを一体化して「設計の複雑さそのもの」を圧縮しようとしている点が本質で、基板面積・コスト・開発期間の同時最適化を狙うプロダクトだ。5G/6Gや航空宇宙用途にも触れており、衛星通信端末の高機能化と小型化が同時進行する市場で、統合モジュールの採用が加速するかが注目点となる
【参照情報】
公式リリース
Circuits Integrated Announces CI-ONE Family of Ka-Band Integrated Switch Power Amplifiers, Enabling Ultra-Compact, Cost-Optimized Satcom Architectures
https://www.circuitsintegrated.com/circuits-integrated-announces-ci-one-family-of-ka-band-integrated-switch-power-amplifiers-enabling-ultra-compact-cost-optimized-satcom-architectures/
参照記事
Circuits Integrated unveils Ka-band integrated switch power amplifier modules
https://www.newelectronics.co.uk/content/product-launches/circuits-integrated-unveils-ka-band-integrated-switch-power-amplifier-modules