【要点】
・英国政府は、国内の宇宙産業の規模拡大(スケールアップ)を支援するため、5億ポンド(約950億円)の戦略的投資パッケージを発表した
・2030年までに400億ポンド(約7.6兆円)規模への成長が見込まれる世界の衛星通信市場で、英国のシェア拡大を狙う
・宇宙スタートアップへの資金提供、高度な製造施設の構築、「宇宙データ活用」を促進するためのハブ設立などを支援策に含む
・通信、地球観測、気候変動対策などの重要分野で海外依存を減らし、英国独自の技術基盤(レジリエンス)構築を目指す
・全英各地で数千人規模の高度なエンジニアリング職の創出と、地方経済の活性化を見込む
【編集部コメント】
英国が「宇宙ビジネスの拠点」としての地位を盤石にするための巨額投資です。特に衛星通信を「単なる通信」ではなく、国家経済を支える400億ポンドの巨大市場と定義し、そこに5億ポンドを即座に投じるスピード感は、ポストBrexit後の新産業戦略の象徴と言えます。
【参照情報】
公式リリース
Space firms to scale-up and thrive in Britain with government backing for bolder strategy
https://www.gov.uk/government/news/space-firms-to-scale-up-and-thrive-in-britain-with-government-backing-for-bolder-strategy
参照記事
UK sets sights on £40 billion satellite communications market with fresh investment
https://www.gov.uk/government/news/uk-sets-sights-on-40-billion-satellite-communications-market-with-fresh-investment