【要点】
・SESは2025年度通期決算を発表し、売上高は前年比31.3%増の26億2,700万ユーロ(約4,200億円)とした
・政府・防衛向け需要の拡大に加え、Intelsatの買収に関する取り組みを含む事業展開が成長要因として言及された
・決算説明では、妨害に強いマルチオービット通信や、運用の高度化に向けた取り組みを強化している点が示された
・LEOとMEOを組み合わせたハイブリッド型の通信サービスが、政府・安全保障用途を含む需要に対応する提供形態として位置づけられている

【編集部コメント】

衛星通信は「放送」中心の市場から、政府・安全保障を支えるインフラへと重心が移りつつあります。SESの決算は、地政学リスクの高まりと通信レジリエンス需要が、衛星通信事業の優先順位を押し上げている現実を映しています。今後はマルチオービット運用と妨害対策の実装力が、競争力を左右するポイントになります。
【参照情報】
公式リリース
Full Year 2025 Results
https://www.ses.com/press-release/full-year-2025-results
参照記事
Space: The New Frontier in Military Dominance
https://www.devdiscourse.com/article/technology/3823416-space-the-new-frontier-in-military-dominance