【要点】
・The University of Tokyoが開発した小型震源装置PASSが米国航空宇宙局(NASA)の月面探査で採用された。
・Artemis IVで宇宙飛行士が月面に設置し能動的な地震波観測を行う計画とされる。
・装置の機構により人工的な震動を発生させ月の地下構造を調査する試みとなる。
・月の内部構造や起源の解明に向けた高精度データ取得に寄与すると期待される。
・極限環境での運用を想定し超軽量かつ堅牢な駆動・センシング技術を搭載している。
・Artemis計画における日本の学術機関による技術貢献事例となる。
・取得データは将来の月面拠点建設や地質調査の検討に活用が見込まれる。
・国際的な共同探査枠組みにおいて日本の学術機関の存在感を示す成果として位置付けられる。
【編集部コメント】
アルテミス計画における日本の技術貢献が、物資輸送から科学探査の深部へと拡大している。震源装置による能動的観測は、従来の受動的観測では得られなかった高精度な地下構造データをもたらす。これは将来の月面拠点建設における地盤調査や資源探査において不可欠な知見となり、日本の宇宙科学の優位性を世界に示す好例といえる。
【参照情報】
参照記事
NASAアルテミス4で、宇宙飛行士が実施する月面探査装置として小型震源装置PASSが採用
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/press/pr2025-12-09-001
参照記事
月面に東大開発の小型震源装置 アルテミス計画の宇宙飛行士が操作し、月地下構造を解明へ
https://www.sankei.com/article/20260307-B6J3D37R4ZL3DIGSLEZCLV2TCY/