【要点】
・AstroXは気球からロケットを放つRockoonシステム向けエンジンの燃焼実験に成功したと発表した。
・同社によるとチャンバジンバル方式を採用したガスハイブリッドロケットのTVC燃焼実験は世界初だとしている。
・TVC(推力偏向制御)により飛行中のロケットの姿勢や方向を精密に制御することを目指す。
・固体燃料とガス状酸化剤を組み合わせたハイブリッド方式により安全性と制御性の両立を狙う。
・実験ではジンバル駆動に伴う推力ベクトルの変化とエンジンの安定燃焼を確認したとしている。
・自社開発の地上試験装置を用いて運用を想定した条件でのデータを取得した。
・Rockoon方式は地上発射に比べ空気抵抗や重力損失の低減が期待され輸送コスト低減につながる可能性がある。
・今回の成果を踏まえ同社は2020年代後半の衛星投入ミッションの実用化を目指す。
【編集部コメント】
Rockoon方式は理論上の優位性が長らく語られてきたが、制御の難しさが最大の課題であった。AstroXがTVC技術をハイブリッドエンジンで前進させた意義は、低コスト輸送の現実味を一気に高めた点にある。日本発の独創的なアプローチが、宇宙輸送の価格破壊を先導する可能性がある。技術的ハードルを一つずつ超えていく同社の姿勢は、スタートアップの鑑といえる。
【参照情報】
参照記事
Rockoonシステムを開発するAstroX、世界初のガスハイブリッドロケットエンジン(チャンバジンバル方式)TVC燃焼実験に成功
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000101722.html
参照記事
Rockoonシステムを開発するAstroX、世界初のガスハイブリッドロケットエンジン(チャンバジンバル方式)TVC燃焼実験に成功
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000101722.html