【要点】
・Mantis Spaceはステルス状態を脱し、1,000万ドル超のシード資金調達を発表した
・地球の影に入り太陽光が得にくい条件下にある衛星へ、レーザー光を用いて電力供給を補完する軌道上エネルギーインフラ構想を掲げる
・同構想により、衛星側のバッテリー容量やソーラーパネル設計の制約を緩和し、ペイロード配分や運用柔軟性の向上を狙うとしている
・経済性や運用面の改善について定量的な主張も示しているが、実運用での効果は今後の実証に依存する
・防衛分野由来のレーザー技術の転用を想定し、衛星の発電効率が高い波長帯で照射する設計方針を示している
【編集部コメント】
これまで「日陰に入ればバッテリーで耐える」のが宇宙の常識でしたが、Mantisは軌道上でエネルギーを融通するという発想で挑んでいます。ロケットが「輸送」を、衛星が「データ」を解決した今、次は「エネルギー」の共有化。これが実現すれば、宇宙データセンターの連続稼働など新しいユースケースの現実味も増してきます。
【参照情報】
公式リリース
Mantis Space Emerges from Stealth with $10M Seed Round
https://mantis.space/press-releases-news-updates/10m-seed
参照記事
Mantis Space: $10 Million Raised For Orbital Energy Infrastructure To Deliver Sunlight Anywhere In Orbit
https://pulse2.com/mantis-space-10-million-raised-for-orbital-energy-infrastructure-to-deliver-sunlight-anywhere-in-orbit/