【要点】
・スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)主導のプロジェクト「ADOPT(AI for Detecting Ocean Plastic Pollution with Tracking)」が概念実証(PoC)を完了し、フィールドテストに向けた準備段階に入った
・欧州宇宙機関(ESA)のSentinel-2やPlanetScopeの衛星画像をAIで解析し、海面に浮遊するごみの集積を検出する手法を用いる
・気象・海流データと過去の漂流情報を組み合わせ、検出した対象の将来位置推定(例:24時間先)を行い、回収活動の効率化を狙うとしている
・政府やNGOによる回収船の派遣判断を支援し、漂流ごみの回収機会を高める可能性がある
【編集部コメント】
これまで「広大な海からゴミを探す」のは絶望的な作業でしたが、宇宙からのAIの目と予測モデルが回収活動の計画性を高めようとしています。まさに宇宙技術によるSDGsの具現化です。今後、雲の影響を受けにくいSARデータなどとの統合が進めば、より全天候型の監視・追跡に近づくでしょう。
【参照情報】
公式リリース
AI helps marine scientists track floating debris from space
https://actu.epfl.ch/news/ai-helps-marine-scientists-track-floating-debris-f/
参照記事
New AI Project Aims to Detect and Predict Ocean Plastic Drift from Space
https://orbitaltoday.com/2026/03/11/new-ai-project-aims-to-detect-and-predict-ocean-plastic-drift-from-space/