【要点】
・欧州宇宙機関(ESA)は、英国オックスフォードシャーのECSAT(欧州宇宙応用・通信センター)に、AIを活用して衛星通信を高度化する「AI Hub」を開設した
・英国宇宙庁(UKSA)の支援の下、産業界がAI活用の通信技術をテスト・検証し、実装に向けて拡張していくための環境提供を狙うとしている
・重点分野として、周波数利用の最適化、複数軌道にまたがるネットワーク運用(コグニティブ・ネットワーキング)、ドローンなど自律システム向けの接続性、サイバーセキュリティ強化が挙げられている
・地上網と衛星網が連携する6Gを見据え、AIによるネットワーク管理・運用の高度化を進める方針が示されている

【編集部コメント】

6G時代は、地上系と衛星系が混在する複雑なネットワークを前提に、運用判断の自動化が重要になります。ESAのAI Hubは、衛星通信を「研究」だけでなく「運用・実装」へ近づけるための場として注目されます。今後は、どの企業・プロジェクトが参加し、周波数運用やセキュリティを含む現実の課題にどこまで踏み込めるかが焦点です。
【参照情報】
公式リリース
New AI Hub to empower space-enabled connectivity
https://www.esa.int/Space_in_Member_States/United_Kingdom/New_AI_Hub_to_empower_space-enabled_connectivity
参照記事
ESA Unveils Revolutionary AI Hub at ECSAT: A Bold Leap Toward Satellite-Powered 6G Connectivity and
https://spacetime24.com/esa-unveils-revolutionary-ai-hub-at-ecsat/