【要点】
・U.S. Space Forceは中軌道(MEO)ミサイル追跡衛星網の運用を支える地上管理契約を締結した。
・契約額は4億4680万ドルに達し、Kratos Defense & Security Solutionsが受注した。
・MEO MWT(Missile Warning and Tracking)コンステレーションの打ち上げおよび初期運用を支える地上セグメントを担う。
・極超音速ミサイル等の新たな脅威に対し、衛星からのデータを迅速に処理・伝達する地上基盤を構築する。
・Kratosの商用ベースの地上管理システムを活用し、迅速な配備とコスト効率の両立を図る。
・MEOは低軌道(LEO)と静止軌道(GEO)の長所を併せ持ち、ミサイル防衛の要所として注目される。
・本契約により、宇宙軍の弾道ミサイル防衛能力の冗長性とレジリエンスの強化を図る。
・2026年度後半からの段階的な配備を見据え、システム統合とサイバーセキュリティの確保を急ぐ。

【編集部コメント】

ミサイル追跡の舞台がMEOへと拡張される中、地上セグメントの重要性がかつてなく高まっている。Kratos Defense & Security Solutionsが選定された背景には、同社の仮想化地上局技術が軍の求める迅速性と柔軟性に合致するとの見方がある。ハードウェア依存からの脱却は、防衛宇宙インフラのレジリエンスを担保する上での核心的な戦略である。
【参照情報】
公式リリース
U.S. Space Force forms a New Ground Management Agreement for MEO MWT Launch and Operations
https://www.ssc.spaceforce.mil/Newsroom/Article/4438302/us-space-force-forms-a-new-ground-management-agreement-for-meo-mwt-launch-and-o
参照記事
U.S. Space Force Awards $446.8 Million Agreement to Kratos for MEO Missile Tracking Ground Segment
https://satnews.com/2026/03/19/u-s-space-force-awards-446-8-million-agreement-to-kratos-for-meo-missile-tracking-ground-segment/