【要点】
・三井住友海上火災保険は、高度約100kmまでの「サブオービタル旅行」を対象とした宇宙旅行保険の提供を開始した。
・宇宙航空研究開発機構(JAXA)との協力により、これまでの実証実験データを活用して、宇宙空間特有のリスク(打ち上げ, 微小重力下, 帰還時の事故等)を精緻に算定した。
・旅行者のケガや死亡、手荷物の紛失に加え、天候不良による打ち上げ延期に伴う宿泊・キャンセル料などの「旅の遅延」も補償対象とする。
・民間企業による宇宙旅行ビジネスの本格化を見据え、個人の宇宙アクセスを後押しする金融インフラとして展開する。
・当初は特定の旅行代理店を通じて提供し、将来的な軌道上ホテル宿泊などの「オービタル旅行」への拡張も視野に入れている。
【編集部コメント】
「宇宙旅行に保険をかける」という行為が一般的になることは、宇宙がもはや命懸けの冒険ではなく、管理された「観光」の領域に入ったことを意味する。JAXAのデータが民間保険の設計に活かされた点は、官民連携による宇宙ビジネス基盤整備の好例と言える。
【参照情報】
公式リリース
サブオービタル旅行専用の宇宙旅行保険を提供開始
https://www.ms-ins.com/news/fy2025/pdf/0311_1.pdf
参照記事
三井住友海上、JAXAと宇宙旅行保険を開発|サブオービタル旅行者を補償
https://space-connect.jp/mitsuisumitomo-hoken