【要点】
・宇宙航空研究開発機構(JAXA)は種子島宇宙センターにて、H3ロケット6号機に採用される「30形態」の第2回1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT)を実施した。
・「30形態」は、補助ロケットSRB-3を使用せず、第1段エンジンLE-9を3基搭載した構成であり、中型衛星のコスト効率の高い輸送を担う。
・今回の試験では、エンジン3基の同時燃焼時の安定性や供給システムの健全性を検証し、所定の結果を得た。
・H3ロケットの多様な運用形態の確立は、打ち上げコストの低減と、国内外の多様な需要に応える柔軟な運用を可能にする。
・今回の結果を踏まえ、H3ロケットの信頼性向上と、本格的な商用展開に向けた準備を進める。

【編集部コメント】

主力エンジン2基の「22形態」に加え、3基搭載の「30形態」が確立されることで、H3のラインナップが完成に近づく。ブースターなしで打ち上げる30形態は、運用の簡素化とさらなる低コスト化の切り札であり、世界の商業市場で戦うための「本命」と言える。
【参照情報】
公式リリース
H3ロケット6号機(30形態試験機)第2回1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT)の実施結果
https://www.jaxa.jp/press/2026/03/20260315-1_j.html
参照記事
JAXAが「H3」ロケット”30形態”の第2回1段目実機型タンクステージ燃焼試験を実施
https://sorae.info/space/20260315-h3f6-2nd-cft.html