【要点】
・衛星通信技術の新興企業NexSat Space Systemsは設立とあわせてアンテナ技術ACEを公開した。
・Aero-Conformal Antenna(ACE)は機体構造と一体化する設計を特徴として掲げている。
・同社は、突起型アンテナと比べて空力特性やレーダー反射断面積(RCS)への影響を抑える狙いがあるとしている。
・メタマテリアル技術の応用により、薄型化と通信性能の両立を目指すとしている。
・超低軌道衛星や高速飛翔体,UAVなどでの運用を想定した用途を挙げている。
・衛星製造メーカーとの連携を通じ、標準バスへの統合プロセスを進めるとしている。
・電波干渉の抑制やビームフォーミング能力向上などにより、通信品質の安定化を狙うとしている。
・同社は本技術を、コンステレーション用途を含む通信システムの設計選択肢を広げる要素として位置付けている。
【編集部コメント】
衛星の小型化や運用高度化が進む中で、アンテナの配置自由度と空力・構造への影響は設計上の論点になりやすい。機体一体型のアンテナは、突起物を減らしつつ必要なリンク性能を確保するアプローチとして注目される。今後は、実装時の利得・指向性,環境耐性,量産性といった定量評価がどこまで示されるかが焦点となる。
【参照情報】
公式リリース
NexSat Space Systems Launches and Unveils ACE: The Invisible Antenna
https://www.globenewswire.com/news-release/2026/03/23/3260559/0/en/NexSat-Space-Systems-Launches-and-Unveils-ACE-The-Invisible-Antenna.html
参照記事
NexSat Space Systems Debuts with ACE ‘Invisible’ Aero-Conformal Antenna
https://satnews.com/2026/03/25/nexsat-space-systems-debuts-with-ace-invisible-aero-conformal-antenna/