【要点】
・スペインのロケットスタートアップPLD Spaceが大型のシリーズC資金調達を完了した。
・調達した1億8000万ユーロは次世代中型ロケットMiura 5の開発と量産に充てられる。
・Miura 5は衛星を低軌道へ投入するための再使用可能な二段式ロケットである。
・スペイン政府の宇宙戦略と連動し欧州全域における自律的な宇宙アクセス能力の確保を目指す。
・2023年のMiura 1の試験飛行成功を受け商用モデルの市場投入に向けた準備を本格化させる。
・フランス領ギアナの宇宙センターからの打ち上げに向けた地上設備の整備も並行して進める。
・欧州全域の小型・中型衛星市場における有力な打ち上げサービスプロバイダーとしての地位を固める。
・民間資本の導入により政府依存から脱却した持続可能なロケットビジネスの確立を狙う。

【編集部コメント】

PLD Spaceへの巨額投資は、欧州全域における「打ち上げの自由」の獲得が急務であることを示している。Ariane 6の遅延やロシア離れを受け、Miura 5のような柔軟な中型機への期待は高い。シリーズCの成功により、同社は単なる実験フェーズを終え、グローバルな打ち上げ市場での実戦的なプレーヤーへと進化した。
【参照情報】
公式リリース
PLD Space secures €180M Series C
https://www.pldspace.com/en/news/pld-space-secures-180-million-euros-series-c-accelerate-global-access-space.html
参照記事
Reusable Medium‑Lift Rockets
https://www.trendhunter.com/amp/trends/pld-space-miura