【要点】
・衛星コンステレーション市場の拡大に伴い効率的な軌道投入と輸送の重要性が高まっている。
・スイスを拠点とするPAVE SpaceはシリーズAラウンドにおいて4000万ドルの資金調達を完了した。
・同社は低コストかつ高頻度な運用を可能にする再使用型の宇宙輸送機(Space Tug)を開発している。
・今回の資金は次世代輸送機のプロトタイプ製造および軌道上実証試験の準備に充てられる。
・CEOは衛星のラストマイル輸送におけるボトルネックを解消し宇宙アクセスの民主化を目指すと表明した。
・投資家陣には欧州および米国の宇宙技術に特化したベンチャーキャピタルが多数参加している。
・独自の推進システムにより軌道変更の柔軟性が向上し多様な顧客ニーズへの対応が可能となる。
・2027年までの商用サービス開始を見据え機体設計の最終段階とコンポーネント試験を推進する。

【編集部コメント】

衛星展開のラストマイル輸送を担う宇宙輸送機市場は、コンステレーション需要の増加により競争が激化している。PAVE Spaceの再使用型アプローチは、打ち上げコストの低減だけでなく、運用柔軟性の向上に寄与する。今回の大型調達は、軌道上物流が独立した商用インフラとして成熟しつつあることを示唆している。
【参照情報】
公式リリース
PAVE Space raises $40M – CEO LinkedIn Official Announcement
https://www.linkedin.com/company/pavespace/
参照記事
PAVE Space raises $40M to disrupt satellite deployment
https://www.startupticker.ch/en/news/pave-space-raises-40m-to-accelerate-satellite-deployment