【要点】
・衛星通信大手のSESは次世代の中軌道通信衛星ネットワークmeoSphereの開発加速を発表した。
・米国のスタートアップK2 Spaceと提携し同社の大型衛星プラットフォームを導入する。
・meoSphereは政府機関や企業向けに超高速かつ低遅延なグローバル接続サービスの提供を主眼とする。
・K2 Spaceの衛星バスは高い電力性能を誇り、一基あたりの通信容量を大幅に引き上げることが可能である。
・この大型設計の採用により、打ち上げコストに対する通信性能の比率を最適化し競争力を高める。
・新たなネットワークは既存のO3b mPOWERと統合される計画で、より柔軟な通信サービスの提供を狙う。
・今回の合意に基づき、両社はミッション要件に合わせた機体のカスタマイズと初期運用の準備に入る。
・SESはMEO市場での優位性を堅持しつつ、増大する大容量データ通信需要に対して強固なインフラを提示する。

【編集部コメント】

SESがK2 Spaceの大型衛星バスを選択した背景には、中軌道(MEO)における一基あたりの性能を重視する戦略がある。低軌道勢が物量で攻める中、高出力なMEO衛星は特定の政府・法人需要において高い費用対効果を発揮する。新興企業の破壊的技術と大手キャリアの資本力が融合し、宇宙通信の経済合理性が新たな段階に移行した。
【参照情報】
公式リリース
SES Taps K2 Space to Accelerate Next-Gen MEO Satellite Network, meoSphere
https://www.ses.com/news/press-release/ses-taps-k2-space-to-accelerate-nextgen-meo-satellite-network-meosphere
参照記事
SES And K2 Space To Collaborate On Next-gen MEO Satellite Network
https://orbitaltoday.com/2026/03/26/ses-and-k2-space-to-collaborate-on-next-gen-meo-satellite-network/