【要点】
・インド政府と産業界は2033年までに国内宇宙経済を現在の水準から引き上げる戦略を掲げた。
・目標金額を440億ドルに設定し、世界の宇宙市場におけるシェアを現在の2%から約8%へ拡大する目標を示した。
・インド国立宇宙推進・認可センター(IN-SPACe)が中心となり民間参入を加速させる方針を示した。
・研究機関と民間企業の連携を強化し、技術移転や共同開発のパイプライン構築を進めるとしている。
・スタートアップへの投資を促進し、衛星製造,打ち上げサービス,データ解析の全域でエコシステム構築を狙う。
・政府は規制整備やインセンティブを通じて外国直接投資の誘致も推進する方針だとしている。
・宇宙技術の活用による農業,通信,災害管理など地上産業への波及効果拡大を重視している。
・本戦略はインドを宇宙サプライチェーンにおける製造拠点として位置付ける狙いを含む。
【編集部コメント】
インドが掲げる440億ドルの目標は、官主導から民間の関与拡大へと軸足を移す政策文脈と結び付いている。IN-SPACeを中心に制度面を整えつつ、産学連携と投資を同時に進めることで、製造からサービスまでの裾野拡大を狙う構図だ。今後は、具体的な規制措置や投資の実行状況が、目標達成の現実性を左右する。
【参照情報】
公式リリース
Indian Space economy aiming to reach $44 bn by 2033
https://ficci.in/press_release_details/5033
参照記事
India targets USD 44 bn space economy by 2033, calls for stronger academia-industry collaboration
https://www.aninews.in/news/business/india-targets-usd-44-bn-space-economy-by-2033-calls-for-stronger-academia-industry-collaboration20260324170032