【要点】
・打ち上げ回数の増加を背景に、発射施設や関連ネットワークに対するサイバー対策の重要性が高まっている。
・米国宇宙軍(USSF)のSpace Systems Commandは発射場を対象とする防御的サイバー分遣隊の創設を発表した。
・任務は東部および西部射場の打ち上げ関連インフラを保護し、運用リスク低減を図ることにある。
・従来の広域監視に加え、特定の打ち上げミッションに即した防御体制を整備する狙いが示されている。
・サイバー事案によるカウントダウン中断やテレメトリ関連の障害などを想定し、対応能力の強化を図る。
・民間企業が関与する打ち上げプロセスについても、必要に応じてセキュリティ基準や運用手順の整備を進める方針が示されている。
・商用打ち上げの増加を見据え、射場運用の安全性と継続性を支える要素として位置付けられる。
・部隊編成を通じ、宇宙とサイバーを横断した防衛体制の整備を進めるとしている。
【編集部コメント】
打ち上げ運用は管制,通信,地上設備のデジタル依存度が高く、サイバー対策は射場のレジリエンスを左右する要素になりつつある。専任部隊の編成は、打ち上げ拠点を防御対象として明確化し、実運用に近い形での対処能力を高める動きといえる。今後は、民間射場や商用打ち上げに対してどの範囲で適用され、手順がどこまで標準化されるかが注目点となる。
【参照情報】
公式リリース
USSF Space Systems Command Announces Formation of Defensive Cyber Squadrons
https://www.ssc.spaceforce.mil/Newsroom/Article-Display/Article/4440303/ussf-space-systems-command-announces-formation-of-defensive-cyber-squadrons
参照記事
More Launches, More Cyber Threats: Space Force Stands Up Units to Defend Ranges
https://www.airandspaceforces.com/space-force-cyber-defense-squadrons-launch-ranges/