【要点】
・ロケット打ち上げ回数の増加を背景に、地上インフラのサイバー対策強化が課題として意識されている。
・米国宇宙軍(USSF)のSpace Systems Commandは2つの防御的サイバー分遣隊(DCS)の創設を発表した。
・Vandenberg Space Force Baseの第630サイバー分遣隊とPatrick Space Force Baseの第645サイバー分遣隊が対象となる。
・任務は打ち上げ関連の指揮統制ネットワークや周辺システムを保護し、運用リスク低減を図ることにある。
・不正侵入やデータ改ざん、妨害といったサイバー脅威への対処能力を強化する狙いが示されている。
・軍の資産に加え、民間事業者が利用する射場運用のレジリエンス向上も視野に入れるとしている。
・宇宙とサイバーを横断した防衛体制整備の一環として位置付けられている。
・今後は各拠点での体制整備と運用手順の構築を進めるとしている。
【編集部コメント】
射場運用は管制,通信,地上設備のデジタル依存度が高く、サイバー対策は打ち上げの継続性を左右し得る。専任部隊の編成は、打ち上げ拠点を防御対象として明確化し、実運用に近い形での対処能力を高める動きといえる。今後は、どの範囲まで民間射場・商用運用に適用され、手順がどこまで標準化されるかが注目点となる。
【参照情報】
公式リリース
USSF Space Systems Command Announces Formation of Defensive Cyber Squadrons
https://www.ssc.spaceforce.mil/Newsroom/Article-Display/Article/4440303/ussf-space-systems-command-announces-formation-of-defensive-cyber-squadrons
参照記事
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