【要点】
・ISRO傘下のVikram Sarabhai Space Centreは、Bharatiya Antariksh Station初号モジュールBAS-01の構造体2セットの開発・製造に向け、国内企業からEOIを募集した。
・2026/03/07のCorrigendumでは、当該EOIの提出期限が2026/03/30へ延長されており、3月末時点で産業選定プロセスが継続していた。
・政府答弁によれば、Bharatiya Antariksh Stationは5モジュール構成で、BAS-01は2028年打ち上げ、全体の運用開始は2035年を目標とする。
・BAS-01では、全体システム設計と各種サブシステムの技術開発がISRO各センター/ユニットで進行中とされる。
・一方、ISROは高離心率軌道でのSpaDeX-2と、Bharatiya Docking Systemを用いた円軌道でのSpaDeX-3を検討しており、Bharatiya Antariksh Stationや将来の有人運用に必要なドッキング関連技術の軌道上実証を進める考えだ。
・SpaDeXで対象となるランデブー・ドッキング技術は、乗員移送や推進剤, 流体, 電力移送などに重要な基盤技術と位置付けられている。

【編集部コメント】

Bharatiya Antariksh Stationはインドの有人宇宙開発を次段階へ進める基盤案件であり、今回見えてきたのは構想承認後の実装プロセスが具体化し始めた点だ。もっとも、モジュール方式の宇宙ステーションではドッキングの再現性が成否を左右する。BAS-01の製造具体化とSpaDeX-2/3の検討が並行して進む現状は、インドが自前の低軌道拠点を現実の計画へ引き寄せつつあることを示している。
【参照情報】
公式リリース
Bharatiya Antariksh Station (BAS)
https://www.pmindia.gov.in/en/news_updates/bharatiya-anthariksh-station-bas-our-own-space-station-for-scientific-research-to-be-established-with-the-launch-of-its-first-module-in-2028/
参照記事
Space Station push in India shifts from blueprint to build—yet docking tests show the hardest part is still ahead
https://www.el-balad.com/16899237