【要点】
・Artemis IIを打ち上げたSLSロケットのコア・ステージには4基のRS-25 engineが搭載され、そのうち3基はSpace Shuttle時代の実機を再利用した
・engine 2047は、2011年の最終ミッションSTS-135を含む15回の飛行経験を持つとされる
・engine 2059,engine 2061もそれぞれ複数回の飛行を経験し、engine 2062は当時の予備部品から組み上げられた構成で初飛行を迎えた
・solid rocket booster(SRB)にも、1982年のSTS-5以来の運用で蓄積された部品が組み込まれている
・Space Shuttle時代は回収・再使用されていた一方、SLSでは回収しない運用となるため、これらのハードウェアは一回限りの使用となる

【編集部コメント】

過去の有人宇宙飛行で実績を積んだRS-25 engineがSLSに組み込まれている点は、既存技術の成熟度を活かしつつ次世代探査へつなげる設計思想を示しています。長期にわたる運用で培われた信頼性が、Artemis計画の基盤技術として再投入されていることが分かります。
【参照情報】
公式リリース
NASA Achieves Milestone for Engines to Power Future Artemis Missions
https://www.nasa.gov/centers-and-facilities/stennis/nasa-achieves-milestone-for-engines-to-power-future-artemis-missions/
参照記事
The recycled space shuttle parts that will power Artemis II towards the moon
https://www.livenowfox.com/news/artemis-rocket-space-shuttle-engines