【要点】
・韓国宇宙航空庁(KASA)と韓国天文研究院(KASI)などが進める12U CubeSat「K-RadCube」は、NASAのArtemis IIミッションに搭載され、2026年4月2日に打ち上げ後、高軌道へ放出されたと報じられた。
・K-RadCubeの主な任務は、ヴァン・アレン帯を通過しながら宇宙放射線環境を測定し、将来の有人探査に向けた基礎データを得ることにある。
・あわせて、Samsung Electronicsの次世代半導体マルチチップモジュールとSK hynixのメモリ半導体を搭載し、高放射線環境下での耐久性検証を行う。
・KASAは2026年4月2日の発表で、打ち上げ後にスペインのMaspalomas地上局などを通じて継続的に交信を試みているとしており、初期データ取得に向けた追跡を続けている。
・KASAの事前説明では、K-RadCubeは高軌道放出後に海外地上局との初期交信を行い、段階的な推進機動で目標軌道への到達を目指す計画とされていた。

【編集部コメント】

韓国にとって、Artemis IIへのCubeSat搭載は深宇宙探査への参加を象徴する大きな一歩です。たとえ初期運用が難航しても、高放射線環境で国産半導体や部品を実証しようとする挑戦そのものに意義があります。月探査時代を見据えた部品信頼性の蓄積という点で、韓国の宇宙技術基盤を一段押し上げる試みといえます。
【参照情報】
公式リリース
K-RadCube for Artemis II (Korea Space Agency)
https://www.kasa.go.kr/prog/bbsArticle/BBSMSTR_000000000041/view.do
参照記事
Korea’s CubeSat Deploys to Test Space Semiconductors
https://www.businesskorea.co.kr/news/articleView.html?idxno=267006