【要点】
・Starshipの第12回飛行試験は2026年5月にずれ込み、engine性能とpayload capacityを高めたVersion 3の初飛行となる見通し
・Floridaでの打ち上げ拠点整備も進んでおり、Kennedy Space CenterのLC-39Aからの初打ち上げは2026年後半を目標としている
・Musk氏は近時、Marsよりも月面での自律的に拡張する拠点づくりを優先する考えを示しており、Mars関連計画の時間軸が従来想定より後ろ倒しになる可能性に言及している
・V3は新型Raptor 3 engineを採用し、100トン超のLEO投入能力を目指すなど、輸送能力の大幅な強化が計画されている
【編集部コメント】
「火星まであと一歩」というタイミングでの戦略変更には驚きましたが、アルテミス計画の遅延や月面着陸機(HLS)としての責務を考えると、まずは「月を攻略して、そこを火星への跳躍台にする」というマスク氏の判断は極めて現実的です。5月のV3初飛行で、その圧倒的なパワーが証明されるかどうかが、人類の「多惑星居住」へのマイルストーンを決定づけることになります。
【参照情報】
参照記事
Elon Musk delays Starship launch to May. When is the Florida launch?
https://www.news-journalonline.com/story/tech/science/space/2026/04/09/spacex-starship-launch-florida/89516143007/
参照記事
Elon Musk Pushes Back Starship v3 Debut to May 2026, Delays Mars Plans 5-7 Years
https://www.nomadlawyer.org/elon-musk-pushes-back-starship-may-2026