【要点】
・南カリフォルニア大学(USC)の研究チームは、700°Cの環境でも動作する新型の不揮発性メモリデバイスを開発した。
・このデバイスは、タングステン電極、酸化ハフニウム、グラフェンを用いたメモリスタ構造を採用し、700°Cで50時間超のデータ保持と10億回超のスイッチング動作を示した。
・公式リリースでは、500°C超での動作が求められる金星探査向け電子機器への応用可能性に言及している。
・参照記事によると、この種の高温メモリは将来的に高温環境でのオンサイトAI処理にもつながる可能性がある。
【編集部コメント】
「冷やさなくていい計算素子」は、極限環境探査のボトルネックを崩す重要技術です。特に金星のような超高温環境では、まず電子機器が動くこと自体が最大の課題でした。まだ研究段階ではあるものの、将来の惑星探査機が現地で判断しながら動くための基盤技術として注目できます。
【参照情報】
公式リリース
USC Scientists Build a Memory Chip That Survives Temperatures Hotter Than Lava
https://www.eurekalert.org/news-releases/1122219
参照記事
A New Memory Chip Survives 700°C and Could Enable AI in Space
https://www.hpcwire.com/aiwire/2026/04/09/a-new-memory-chip-survives-700c-and-could-enable-ai-in-space/