【要点】
・Space Compass、Apolink、JSAT Internationalの3社が、静止軌道(GEO)と低軌道(LEO)間の光データリレーサービスについて、技術面と事業面の可能性を共同で検討するためのMOUを締結した。
・3社は、Apolinkが開発するLEOデータリレーネットワークと、Space Compassが構築を進めるGEOベースの光データリレーサービスの相互接続を共同検討する。
・共同検討では、GEO-LEO間の光衛星間リンクのコンセプト策定に加え、技術的・事業的な実現可能性を評価する。
・将来的な市場投入を見据えた検討を進めるが、具体的な提供時期や仕様は今後の検討事項となる。
・Space CompassはNTTとSky Perfect JSATの合弁会社で、Apolinkは低軌道向け次世代データリレーネットワークを開発し、JSAT InternationalはSky Perfect JSATの米国現地法人として参画する。
・本件は、NTTグループの宇宙ビジネスブランド「NTT C89」と、Sky Perfect JSATの宇宙事業ブランド「JSAT」の取り組みの1つに位置付けられる。

【編集部コメント】

光データリレーは、観測衛星や通信衛星のデータ流通を支える次世代インフラとして注目度が高い。今回のMOUは、GEOとLEOをまたぐ光通信網の実現可能性を日米の事業者が共同で探る段階に入ったことを示す。現時点では枠組み合意にとどまるが、今後の技術実証や商用設計の進展次第で、日本発の宇宙通信基盤の展開可能性を占う案件となりそうだ。
【参照情報】
公式リリース
Space Compass、Apolink、JSAT International MOU締結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000107327.html
参照記事
もう地上を待たなくていい。宇宙の通信を「光」でつなぎ、24時間・爆速にする日米プロジェクト
https://dxmagazine.jp/news/2615ty14/