要点
- UK Space Agencyが、In-Orbit Servicing, Assembly & Manufacturing (ISAM)ミッション構想に関するRequest For Information (RFI)を公開。
- RFIは、英国のISAM能力強化に向けた将来のミッション案や資金投入方針を検討するため、産業界から情報提供を求めるもの。
- UK Space Agencyは、Rendezvous, Proximity Operations and Docking (RPOD)を可能にするISAMミッションの実現可能性、概算費用、実施期間の把握を重視。
- RFIは調達や資金提供の確約ではなく、今後のプログラム計画、ミッション設計、選択肢評価、事業化判断に使われる。
- 政府は2026年3月のSpace Comm Expoで、英国のISAM能力を強化する新たな投資を発表しており、今回のRFIはその検討を具体化する工程に位置付けられる。
- 次期歳出見直し期間における目標として、安全で信頼性が高く反復可能なRPODおよびロボティクス運用の軌道上実証が示されている。
- 実証の狙いには、衛星運用者によるISAM採用への信頼醸成と、英国ISAM企業が将来需要に対応できる地位を築くことが含まれる。
- RFIへの回答期限は2026年5月29日で、契約期間の想定は2026年10月から2030年12月までとされている。
編集部コメント
軌道上サービス市場の成長には、技術実証と並行して、政府が産業界の実現可能性、費用、事業化シナリオを把握するプロセスが不可欠である。UK Space AgencyのRFIは、RPODとロボティクスを中核とするISAMミッションを具体化し、英国企業の商業機会を広げるための初期工程といえる。日本を含む各国にとっても、軌道上サービスを産業政策と調達制度の両面から支援する際の参照事例となる。
参照情報
一次情報(公式発表、PRサイト等)
Request For Information – In-Orbit Servicing Mission Concepts
https://www.find-tender.service.gov.uk/Notice/035409-2026?utm_source=chatgpt.com
参照記事
UK Seeks In-Space Rendezvous, Proximity Operations And Docking Ideas