要点
  • UNIVITYは、通信事業者向けの高速・低遅延な宇宙ベース接続インフラ構築に向け、2,700万ユーロを調達した。
  • 資金調達にはBlast、Expansion、BpifranceがFrance 2030の一環として運用するDeeptech 2030 fundなどが参加した。
  • 同社は、通信事業者が自社ブランドで宇宙ベースの接続サービスを提供できるホールセール型インフラを目指している。
  • 技術面ではVery Low Earth Orbit衛星と通信事業者の5G周波数を活用し、地上網との5G NTN連携を図る。
  • 今回の資金は、CNESの支援を受けるuniShape VLEO 5G実証プログラムの実行に充てられる。
  • uniShapeでは2機のVLEO 5G衛星を組立・試験・軌道運用し、高スループット5G NTNサービスとDirect-to-Cell接続を検証する。
  • 同社は2028年以降の産業化・商用拡大に向け、技術、事業開発、組織体制の強化を進める。
  • 今回の調達は、欧州の通信事業者が宇宙接続インフラの主導権を維持するための選択肢を広げる動きと位置づけられる。

編集部コメント
「宇宙通信を一部の垂直統合型プレイヤーに独占させない」という、欧州の主権意識が反映された資金調達です。通信事業者が既存の周波数や顧客基盤を生かしながら宇宙接続を拡張できる点は、規制面でも事業面でも重要な武器になります。UNIVITYのモデルは、地上通信と衛星通信の境界が薄れていく時代を象徴する動きと言えます。

参照情報
一次情報(公式発表、PRサイト等)
UNIVITY Raises €27 Million to Build a Leading High-Speed Space-Based Internet Infrastructure for Telecom Operators

https://newswire.telecomramblings.com/2026/04/univity-raises-e27-million-to-build-a-leading-high-speed-space-based-internet-infrastructure-for-telecom-operators/

参照記事
UNIVITY raises €27M to build sovereign space connectivity for telecom operators

https://tech.eu/2026/04/23/univity-raises-eur27m-to-build-sovereign-space-connectivity-for-telecom-operators/