要点
  • NASAはNancy Grace Roman Space Telescopeの主要部分の組み立てと統合を完了した。
  • 同望遠鏡はNASA Goddard Space Flight Centerで最終試験に移行している。
  • 打ち上げ準備のため、2026年夏にKennedy Space Centerへ移送される予定。
  • 打ち上げは2027年5月までに予定されており、早ければ2026年秋の可能性もある。
  • 打ち上げにはSpaceXのFalcon Heavyが使用され、観測拠点は地球から約150万キロメートル離れたL2付近となる。
  • 主鏡はHubble Space Telescopeと同じ2.4メートル級で、広視野観測によりHubbleより大幅に広い空域を一度に観測できる。
  • 科学目標には、ダークエネルギー、暗黒物質、銀河形成、系外惑星、孤立ブラックホールなどの研究が含まれる。
  • 5年間の主ミッションで、数十億の銀河、数億の星、10万個規模の惑星候補などの観測が期待されている。

編集部コメント
Nancy Grace Roman Space Telescopeは、宇宙の「地図」を大きく書き換える可能性を持つ観測装置です。James Webb Space Telescopeが深い観測を得意とする一方、Romanは広い視野で大量の天体を効率よく捉える役割を担います。観測が始まれば、ダークエネルギーや系外惑星研究に加え、まだ知られていない天体現象の発見にもつながることが期待されます。