要点
- 中国科学院などの研究チームは、バインダージェッティング方式によるSiC光学ミラー製造手法を発表した。
- 研究では、SiC粉末にグラファイトを添加する手法を用いた。
- グラファイトは粉末流動性を改善し、反応焼結時に残留シリコンを二次SiCへ変換する役割を持つ。
- 残留シリコン含有量は53.64%から35.46%へ低減し、18.18ポイント減少した。
- 曲げ強度は268.37 MPa、弾性率は329.93 GPa、熱伝導率は127.01 W/(m·K)に達した。
- 加工後のミラーは形状精度12.05 nm RMS、表面粗さ0.772 nm RMSを示した。
- 3Dプリンティングにより、複雑な軽量化構造を持つSiCミラーの製造可能性が示された。
- 本研究は、高解像度の宇宙光学システム向けミラー製造技術の発展につながる可能性がある。
編集部コメント
宇宙望遠鏡やリモートセンシング衛星にとって、軽量で熱安定性の高いミラーは重要な要素です。今回の研究は、SiCミラーを複雑形状で製造するための3Dプリンティング技術を前進させるものです。実用化にはさらなる検証が必要ですが、大型・軽量光学系の製造コストや設計自由度を変える可能性があります。
参照情報
一次情報(公式発表、PRサイト等)
Binder Jetting Additive Manufacturing of High-Performance Silicon Carbide Optical Mirrors via Graphite Addition Method | Newswise
参照記事
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