【要点】
2025年11月28日、ギリシャは国家マイクロサテライト計画の一環として5基の小型衛星を地球周回軌道に投入した。
打ち上げは米国バンデンバーグ宇宙軍基地から、スペースXのファルコン9によるライドシェアミッション「Transporter-15」で実施された。
報道によると、2基はICEYE社製の合成開口レーダー衛星ICEYE SAR-1とSAR-2で、全天候・昼夜を問わず観測データを取得し、防災や環境監視、国家安全保障を支援する。
残る3基はLibre Space FoundationのPHASMA-1とPHASMA-2、Prisma ElectronicsのMICE-1で、安全な衛星通信やスペクトラム監視、IoT用途などの新技術を検証する実験衛星とされる。
このクラスターはデジタルガバナンス省とヘレニック宇宙センターが主導し、欧州宇宙機関の支援とEU復興・強靭化基金を活用して進められる国家計画の初期運用衛星群であり、ギリシャが自前の衛星データに基づく政策立案力と危機対応能力を高めることを狙う。
【編集部コメント】
本件は、ギリシャが衛星データの自国保有を進める国家マイクロサテライト計画の一環と位置付けられる。
高分解能SAR衛星と大学・企業による実証衛星を一度に投入することで、防災や安全保障分野での基盤整備と、国内宇宙産業の技術検証を同時に進める構成となっている。
欧州宇宙機関の枠組みを通じた支援も得つつ、小型衛星を用いた主権的な地球観測能力を拡充する流れの中で、ギリシャのプレゼンスを高める動きとして注視される。
【出典情報】
公式リリース
公式リリースなし
参照情報(報道)
Greek Reporter:
https://greekreporter.com/2025/11/29/greece-launches-satellites-national-program/

Greek City Times:
https://greekcitytimes.com/2025/11/29/greece-launches-five-satellites-into-space/

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