【要点】
報道によると、フィンランドのアンティ・ハッカネン国防相は11月26日、NATOの北極宇宙フォーラムで北極圏の安全保障強化を目的とした宇宙ベースの監視分野で同盟国との協力を深める方針を示した。
フィンランド国防軍は今秋、国内企業ICEYEとの契約により3基のSAR衛星取得を進めており、自国の監視能力強化を図っている。
同大臣は、こうした自国資産と同盟国の宇宙システムを組み合わせることで、高緯度地域における状況把握と防衛体制を強化する意図を説明した。
また、スウェーデン宇宙公社とICEYEが基本合意書を締結するなど、北欧域内での宇宙協力も進展しているという。
【編集部コメント】
本件は、フィンランドのNATO加盟後における北極圏防衛上の役割拡大の一環と位置付けられる。
特に、全天候で観測可能なSAR衛星の導入は、極夜や悪天候の多い北極域での監視能力を補完するものであり、地域の安全保障に実効性をもたらす。
北欧諸国間で宇宙協力が進むことで、同地域の状況認識能力が向上し、NATO全体の監視体制強化につながる点が注目される。
【出典情報】
公式リリース
公式リリースなし
参照情報(報道)
High North News:
https://www.highnorthnews.com/en/finland-seeks-allied-cooperation-space-based-surveillance-high-north
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