【要点】
欧州気象衛星開発機構(EUMETSAT)は11月25日、地球観測分野での国際協力を強化するため、ドイツ、イギリス、中国との三つの協定を承認した。
ドイツ航空宇宙センター(DLR)および英国国立地球観測センター(NCEO)とは、新たな科学協力枠組みを締結し、気象学、大気組成、海洋観測、AI 技術の活用に関する共同研究を進める。
また、中国国家衛星海洋応用センター(NSOAS)とは、2012年に開始した協力覚書を更新し、衛星による海洋監視データの相互利用を継続する。
これらの協定は、加盟国へのデータ提供体制の強化や次世代観測衛星の科学的運用を支える基盤構築を目的とするものだ。
【編集部コメント】
今回の協定承認は、気候変動監視や気象予測の高度化に向け、国際的なデータ連携が不可欠であることを示している。
特に、DLR や NCEO との協力深化は、欧州の観測衛星群が持つ新型センサーの活用を支える科学的基盤を強化する取り組みと位置付けられる。
また、中国との覚書更新は、政治環境とは切り離して科学協力を維持する欧州の実務的アプローチを反映しており、地球観測の国際的ネットワークを広げる動きとして注目される。
【出典情報】
公式リリース
EUMETSAT – New international agreements to boost Earth observation collaboration:
https://www.eumetsat.int/new-international-agreements-boost-earth-observation-collaboration
参照情報(報道)
AeroMorning:
https://aeromorning.com/en/new-international-agreements-to-boost-earth-observation-collaboration/
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