【要点】
UAE の国立宇宙科学技術センター(NSSTC)とタレス・アレーニア・スペースは11月28日、低軌道(LEO)衛星を活用した測位・航法・タイミング(PNT)技術の共同研究を開始する契約を締結した。
この取り組みは、2025年のパリ航空ショーで結ばれた覚書に基づいて拡大されたもので、LEO PNTシステムの規制要件調査、システム設計、エンジニアリング活動を両者が連携して進める。
LEO軌道からのPNT信号は高い信号強度と耐干渉性を特徴とし、自動運転、無人機運用、次世代通信ネットワークなど多様な用途に適用できるとされる。
NSSTCとタレスは、この協力を通じてUAEの主権的航法能力の確立を目指し、欧州と中東の技術交流を強化する方針である。
【編集部コメント】
LEO PNTは、既存の中高度軌道(MEO)ベースのGPSやGalileoを補完する新たな航法基盤として注目されている。
信号強度の高さや電波妨害への耐性といった利点は、将来のモビリティ産業や通信インフラの高度化と整合しており、各国が開発に乗り出す背景ともなっている。
UAEがタレスと協力し研究段階を制度面まで含めて進めることは、地域における航法技術の自立性確保を目指す動きとして重要である。
【出典情報】
公式リリース
Thales Group – The National Space Science and Technology Center and Thales Alenia Space cooperate in the satellite navigation domain:
https://www.thalesgroup.com/en/news-centre/press-releases/national-space-science-and-technology-center-and-thales-alenia-space

参照情報(報道)
MENAFN:
https://menafn.com/1110409871/The-National-Space-Science-And-Technology-Center-And-Thales-Alenia-Space-Cooperate-In-The-Satellite-Navigation-Domain

GEC Newswire:
https://gecnewswire.com/nsstc-and-thales-alenia-space-partner-on-satellite-navigation/

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