【要点】
京都大学と KDDI総合研究所 を中心とする研究チームは、宇宙光通信用途に適した「周波数変調型フォトニック結晶レーザー(PCSEL)」の開発に成功した。
このレーザーは従来より出力が高く、ビーム品質が維持されるため、従来の光送信機が必要とした多数の光学素子を不要とできる可能性がある。公式プレスリリースによれば、模擬実験で約 6 万 km の距離での通信が可能であることが確認されたという。
研究チームは将来的に月?地球間の約 38 万 km におよぶ深宇宙通信への応用や、超小型衛星搭載型光送信機の実現を視野に開発を進めている。
【編集部コメント】
衛星間や宇宙?地上間の大容量・長距離通信は、今後の宇宙開発や月面探査の要となる。
PCSEL のような高出力・高ビーム品質レーザーを使って光送信機を大幅に簡素化できるとすれば、打ち上げコスト抑制や小型衛星活用の道が広がる。
特に小型/コスト重視の探査機や通信中継用途であれば、今回の成果は通信インフラの選択肢の幅を拡げるものとなる。
【出典情報】
公式リリース
宇宙光通信に適した周波数変調型フォトニック結晶レーザーの開発に成功:
https://www.kddi-research.jp/newsrelease/2025/112602.html

参照情報(報道)
Impress Watch:
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2066501.html

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