【要点】
報道によると、NASAの深宇宙ネットワーク(DSN)を構成するゴールドストーン局の大型アンテナ「DSS-14」が深刻な障害により運用を停止している。
直径70メートルの同アンテナは、9月に発生した回転機構の異常により内部ケーブルや配管が損傷し、その後の消火システム破損に伴う浸水被害が重なったとされる。
復旧作業は進められているものの、米連邦政府のシャットダウンの影響で調査や修理が遅延し、再開時期は明らかになっていない。
DSS-14 は探査機との深宇宙通信に不可欠であり、現在は一部の天体追跡業務が中断されるなど、運用面への影響が広がっている。
【編集部コメント】
深宇宙探査の通信インフラは冗長性の確保が重要とされるが、今回の障害は設備の老朽化や復旧体制の脆弱性が課題として顕在化した事例と位置付けられる。
特に、主要アンテナが長期間停止する状況は、ミッション計画や追跡網全体に影響を及ぼしうるため、設備更新や運用体制の強化は不可避と考えられる。
また、民間地上局の活用や多拠点化など、通信能力の分散化を検討する必要性も示唆される。
【出典情報】
公式リリース
公式リリースなし
参照情報(報道)
BGR:
https://www.bgr.com/2030413/nasa-antenna-flooded-out-of-service-dss-14/
SlashGear:
https://www.slashgear.com/2028747/nasa-deep-space-network-antenna-damaged/
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