【要点】
欧州宇宙機関(ESA)は、月面貨物着陸機Argonautの主推進エンジンに、英国のNammo UKが開発する6 kN級液体二成分可変推力エンジン「RELIANCE」を採用することを決定したと報じられた。RELIANCEは、ピントル方式インジェクタを利用し、精密な推力制御による安全な月面着陸に対応可能な設計とされる。Argonautは、NASAのアルテミス計画の下で、2031年ごろに初の欧州月面貨物輸送を担う着陸機として開発中で、RELIANCEの選定はその実現に向けた重要な決断と位置づけられている。
【編集部コメント】
ヨーロッパの月面アクセス能力を高めるArgonautプロジェクトにおいて、推進機関に英国製エンジンを選んだことは、欧州宇宙産業の多国間協力と技術融合の象徴的な動きだ。RELIANCEのような高制御・再使用可能なエンジンが着陸品質と信頼性を支えるなら、欧州はアルテミスへの貢献だけでなく、将来の月面輸送や持続的基地運用の確立に向けた土台を築くことになる。
【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
Orbital Today:
https://orbitaltoday.com/2025/11/26/esa-selects-uk-built-reliance-engine-for-2031-artemis-lunar-mission/
SPACE & DEFENSE:
https://spaceanddefense.io/nammo-uk-selected-for-the-argonaut-lunar-lander/
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